指定範囲のモザイクやカラーを追従するトラッキング機能「DaVinci Resolve」 | 32ARTS(サニーアーツ)

指定範囲のモザイクやカラーを追従するトラッキング機能「DaVinci Resolve」

指定範囲のモザイクやカラーを追従するトラッキング機能「DaVinci Resolve」

人物の顔や車、バイクのナンバーなど動くものに対してモザイクやぼかしをかけたい、あるいは人物の顔の色だけを変えたい…なんてことありますよね!そんな時に簡単に選択した(マスクをかけた)部分だけを追従してくれるダビンチリゾルブの便利なトラッキング機能をご紹介。

1)指定範囲のモザイクやカラーを追従するトラッキング機能

カラーの編集画面「DaVinci Resolve」

動画制作の上で、「動く人物や車、バイクなどにモザイクやぼかし(ガウス)をかけたい」、シネマティックな映像にするためにLUTをあてたり色味を変える場合に「被写体の顔肌の色が不自然になってしまうのを部分的に修正したい」というようなケースでこのトラッキング機能を活用できます。ちなみにトラッキングとは「追跡、追尾」という意味で、その名の通り、指定したターゲット・範囲を追従してくれる機能です。

トラッキング機能はほぼオートだから設定も簡単

基本的にターゲットを指定してしまえば、オートでトラッキングをしてくれるので設定も簡単。ただしカメラのブレが激しかったり大きい・多い、速いなどの影響でターゲット捕まえにくい場合、トラッキングがうまくできずターゲットから外れてしまうので注意が必要です。この場合は少し手間はかかりますが手動で微調整が必要となります。

2)トラッキングの設定方法

ここでは、車の前を走るバイクのナンバーを隠すため、ナンバープレートをターゲットとしモザイクまたはぼかし(ガウス)を入れ追従させます。なお、設定は全てDaVinci Resolveの「カラー」で行います。

マスク機能でターゲットを設定

まずはDaVinci Resolveの「カラー」の編集画面にします。マスク機能を設定するためのノードを追加していきます。ここでは01と02のノードがありますので02の後ろにノードを追加します。カーソルを「02のノードに合わせ右クリック」→「ノードを追加」→「シリアルノードを追加」をクリック。この追加したノードにマスク、ぼかし、トラッキング機能の順番で設定していきます。

カラー:シリアルノードを追加「DaVinci Resolve」

「ウィンドウ」をクリック。バイクのナンバーは長方形ですので「四角形」をクリック。画像のように枠をナンバーの大きさに合わせます。

カラー:追加したノードにてマスク範囲設定「DaVinci Resolve」

ResolveFXのブラーを反映させる

ResolveFXの「ブラー(ガウス)」、またはモザイクをかけたい場合「「ブラー(モザイク)」を追加したノードにドラッグ&ドロップで設定します。ブラーの強弱を調整しナンバーがわからないようにします。

カラー:マスク範囲を指定したノードにモザイクやカラーを指定「DaVinci Resolve」

トラッカーで動く被写体を追従させる

ここでは信号機で待ちしていたバイクが動きだしますのでそれに合わせナンバーに入れた「ぼかし」がしっかり追従するようにトラッカーで設定します。

「トラッカー」をクリック。「クリップ」になっているか確認、なっていなければ「クリップ」にします。

「▶︎」をクリック。トラッキングが開始し自動で設定してくれます。このシーンはバイクの動きも速すぎず、ブレも少なくスムーズな動きなのでこれだけで設定できます。思ったより簡単ではないですか?

指定範したモザイクやカラーを追従するためのトラッキング機能を設定「DaVinci Resolve」

トラッキングがズレる場合

うまくトラッキングができずにずれてしまう場合。繰り返しになりますが、カメラのブレが激しかったり大きい・多い、速いなどのシーンではターゲットがズレて見失ってしまいオートで検出できなくなります。

この場合「クリップ」ではなく「フレーム」で設定します。『トラッカーの◀️▶︎や一時停止を使いズレが生じるところに移動させ「四角形」位置を修正』を繰り返し調整し、修正可能です。
また、< ◆ >も使いますが使わなくても設定は可能です。

トラッキングがズレる場合: トラッキング機能を設定「DaVinci Resolve」