BB.exciteに乗り換えてみた「プロバイダー速度比較」

BB.exciteに乗り換えてみた「プロバイダー速度比較」

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NTTのFLET’S(フレッツ)光を契約の場合、プロバイダーが選択でき乗り換えが可能です。今回、YAHOO BBから料金の安いBB.exciteに乗り換えてみて「速度比較や乗り換えた感想」「乗り換え方法やインターネット接続設定方法、注意点」について紹介します。

BB.exciteに乗り換えた結果

「BB.excite」への乗り換えは、筆者の環境では混雑時の利用でストレスを感じるほどの速度低下が発生するようになった。

ただし、従来型のPPPoE接続プランの場合での結果で、次世代のネットワークIPoE(IPv4 over IPv6)接続プランではありません。

YAHOO BBの速度と接続状況について

これまで、約6年ほど「NTTのFLET’S(フレッツ)光」+プロバイダー「YAHOO BB」を利用しておりました。速度・接続に関しては、ざっくり言えば特別に満足というほどでもありませんが、これといった不満もありませんでした。

これまで、速度計測を行った記憶もないくらい、無頓着と言いましょうか「ネットサーフィンや動画試聴などが一定のレベルでストレスなくできればいい」くらいの考えでしたので、実際どのくらい速度なのか全く認識していませんでした。

体感的な印象としては、ウェブ閲覧などは基本ストレスなし、速度が顕著に現れるのが動画ですが、夕方から夜間にかけては例えばYouTubeで4K動画を視聴する際にダウンロードに時間が掛かり例のグルグルまわる状態になることもありました。しかし、頻繁に起こることはなく稀なことで、普段は時間を問わず比較的良好に視聴もできていたと言う印象。

BB.exciteに乗り換えた理由

お察しのとおり月額料金の安さだけです。調べると「BB.excite」は速度が遅いなどの悪いコメントも見ていましたので、少し不安はありましたが、それは知名度のあるどのプロバイダーでも少なからず速度面で悪いコメントはありましたので、各々の環境や受け手の評価によるものもあると考え、乗り換えを決断。

YAHOO BBとBB.exciteの速度比較

この測定をしていた当時は、IPoE接続に対応していないルーターを使用していたので、PPPoE接続での比較となります。

実際に乗り換えのビフォーアフターを計測。まずは日中など混雑しない時間帯で速度テスト。

なお、速度テストは「USENのスピードテスト」で行っております。

時間帯によりますが計測した中で比較的高い測定値が出ている時間帯の速度です。一番速い時はもう少し出たりもしますが、平日の午前〜午後5時頃で尚且つ比較的速度が出る時間帯の平均と思われるデータを掲載しています。

YAHOO BBの下りが80Mbps前後程度。

フレッツ光+YAHOO BBの通信速度テスト日中の混雑なしの時間帯

BB.exciteの下りが63Mbps前後程度。

フレッツ光+BB.exciteの通信速度テスト日中の混雑なしの時間帯

実際に乗り換えてみると、YAHOO BBにはやや速度は劣るもののWEBサービス、動画閲覧4Kまでゲーム、ビジネスビデオ会議、クラウド利用まで快適な速度は出ています。価格が安いことも考慮すればこの程度の差であれば良しとしていいだろう。日中のアベレージはもう少し低くなるが田舎暮らしの戸建の環境からすれば速度的にまずまずと考える。

混雑しやすい夜間の速度低下がヒドい

BB.exciteへ乗り換え後の混みやすい夕方から夜間にかけては速度低下が顕著です。明らかに遅いです。

ちなみに、混雑する時間帯は「19時〜23時ごろ」

個人的には、遅くなる時間帯でもフルHD(1080)画質で動画がストレスなく視聴できるくらいは最低条件であるが、それには遅くても10Mbps程度は出てほしいところである。

BB.exciteの夜間(19:00〜24:00頃)の混雑する時間帯。この時間帯に入ると一気に速度が落ちます。ゆっくり動画を見たりする時間なのですが、乗り換え前はフルHD画質で何のストレスもなく快適に視聴できていたのに、速度をご覧いただければお分かりのように酷い状態です。

この例では1.79Mbps、このように1〜3Mbpsになることは当たり前です。一番動画とか見たい時間帯に、本当に遅い!ストレスでしかありません。下の測定結果の用途別回線スピード判別結果を見ても分かるように動画閲覧どころかWEBサイト閲覧でも、高画質(480p)でも「普通」です。「快適」という表示がどこにもありません。実際にこの時間帯に使っていてもそんな感じの印象を受けます。

フレッツ光+BB.exciteの通信速度テスト夜間の混雑時の時間帯

1Mbps程度ってことも、これじゃスマホで速度制限がかかっているレベルです。もはや光回線にしている意味がないほど。

週末は平日よりさらに悪い傾向

平日の日中は30Mbps〜70Mbpsくらいで全般的に快適ではありますが、週末はやはりスピードはそれなりに落ちる傾向にあります。時には平日の夜間レベルです。それでも日中はまだいいですが、夕方〜夜間は特にヒドい。

YAHOO BBでは?

なお、YAHOO BBに関しては混雑する夜の時間帯に速度計測していなかったため、比較データはありませんが、今回の速度テストと過去の体感的な印象から考えると、夜間の混雑時でも少なくとも10Mbpsを下回るようなことはなかったと推測します。

用途別回線スピードで快適・ストレス度をチェック

速度テストしても、そもそも動画視聴やWeb閲覧、オンラインゲーム、ビデオ会議など自分が利用しているサービスがどのくらいのスピードであれば快適に利用できるのか?分からないですよね。そこで実際に検証しました。

USENのスピードテスト用途別回線スピード判定結果と実際に私が感じた快適さやストレスの印象も近いものがありましたので下り(DAWNLOAD)の速度に応じた快適さストレスについて少し紹介します。

上記でも説明のように1Mbps強程度ではWeb閲覧ですら「快適」にできません。「普通」というのは問題はないけど快適とは違いますので人によってはストレスに感じるレベルかもしれません。これは2Mbps強程度でも同じです。

3Mbps〜の速度は?

3Mbpsを超えてくるとようやくWeb閲覧や動画の高画質(480p)が「快適」に閲覧できます。フルHDに慣れると高画質(480p)なんて見れたもんじゃないです。

フレッツ光+BB.exciteの通信速度テスト-3Mbps時の用途別回線スピード判定結果

5Mbps〜の速度は?

5Mbpsを超えてくるとようやく動画のフルHD(1080p)が快適に見れます。一応、光回線なので、これでもどうかとは思いますが、低限このくらいは出てくれないとな〜。

フレッツ光+BB.exciteの通信速度テスト-5Mbps時の用途別回線スピード判定結果

10Mbps〜の速度は?

10Mbps前後になるとビデオ会議が「快適」にできるくらいになります。

フレッツ光+BB.exciteの通信速度テスト-13Mbps時の用途別回線スピード判定結果

30Mbps〜の速度は?

30Mbps弱くらいになると、ようやく4Kが「普通」に見れるくらいになります。なお、4Kが「快適」見れるようになるには40Mbpsくらいは必要です。

フレッツ光+BB.exciteの通信速度テスト-28Mbps時の用途別回線スピード判定結果

速度はプロバイダー次第で大きく変わる

高速な光回線でも、プロバイダーが混雑していれば高速通信はできないわけで、プロバイダー選びはとても重要。BB.exciteは低価格なため利用者が多いのか、そもそも利用者に対して一定の速度を提供できるだけのパフォーマンスがないということなのだろうか定かではありませんが、BB.exciteなら、PPPoE接続プランではなく、次世代のネットワークIPoE(IPv4 over IPv6)接続プランを利用をお勧めします。

それでも価格は他社に比べて安いので十分にメリットはあります。

いずれにせよ快適な通信速度で楽しみたいなら、十分に情報収集し慎重に選ぶべきと考える。

プロバイダーの乗り換えや光回線変更など、これまで使用していた契約中のインターネット環境で「つながりにくい」「常に遅い」「時間帯によって遅い」などの不満がなく単に料金面だけで乗り換えを検討しているのなら慎重なるべきなのかもしれません。それこそ速度面で快適であるのであれば悪いことは言わない「やめておけ!」と言いたい。月額数百円程度をケチってもいいことはない。

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プロバイダーの違約金に注意

プロバイダ乗り換えにあたり、初期費用かかることは少なさそうですが。解約時にはプロバイダーによっては退会の際に違約金などの費用が発生する場合があります。

YAHOO BBの場合、契約期間は2年間で、契約満了月の当月、翌月、翌々月以外の解約は(2022.03.19調べで)スタンダードプランで5,500円、プレミアムプランで8,800円の解除料がかかります。今回、私も違約金が5,500円発生しています。

BB.exciteのプロバイダー契約では違約金は無いという情報がありましたが、キャンペーン適用時は違約金が発生します。私が契約時には月額料金が6ヶ月間割引(月額550円が330円)のキャンペーン期間中で、最低利用期間中(12ヶ月)の解約の場合、解約事務手数料4,400円(税込)となっていました。頻繁にキャンペーンはやってそうなので、違約金なしと謳っているが、実際は解約事務手数料がかかる可能性が高そうです。

プロバイダー解約は少し待て!!

このように乗り換えには違約金の出費が付きまといます。

「速度に不満がある」「他がもっといいなら乗り換えたい」「多少速度が落ちても価格を優先したい」という方は、これまで契約していたプロバイダーの解約を保留にしておくと良い。

通常、解約は乗り換えた後でも可能で、新しく契約したプロバイダーの接続にも支障はない(場合によってはあるらしいが…?)。乗り換えの際に解約時に違約金が発生する場合、やっぱり前のプロバイダーが良かった…なんてことになると余計な出費が発生してしまいます。新旧の月額料金、違約金をよく調べておき、このような悪い結果にも対応できるようにこれまで使用していたプロバイダーは解約しないでおくなど、万が一のためのことを想定し、余計な出費や手間を最小限に抑えた乗り換え計画が重要と考えます。

ナミ
ナミ

それなら1週間程度利用してみて速度や接続面で問題ないか利用してから解約の判断をしても良さそうね

プロバイダー乗り換え時の接続方法はこちら

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