家庭用電動スプレーガンでセレナを全塗装「DIY」タカラ塗料|車塗装(動画あり)

日産セレナをDIYで全塗装 タカラ塗料|車塗装

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コンプレッサー要らず!ローラー&刷毛よりも綺麗!10,000円以下で手に入る家庭用小型電動塗装機「ペンキ屋くん」で日産セレナをDIYで全塗装。塗料はローラー&刷毛塗りできるタカラ塗料のカーペイントを使用。つや消し入りの塗料だから、塗りムラが目立ち難くセルフ塗料として人気です。動画あり!塗装時に準備するもの、作業手順や実際に塗装して気付いた点やアドバイス、注意点を紹介。

DIYで全塗装

セレナのボディは経年劣化でクリアー剥がれが多数発生。特にボンネット周りのクリア剥がれは悲惨な状態。当初はボンネットだけ業者に頼み板金塗装をしてもらうつもりでいましたが、その範囲は日々広がっていく一方で、こうなったら歯止めが効きません。ボロボロの車に乗っているのは少々恥ずかしさもありました。ここまで悪化したら、部分塗装では無意味。

しかしながら全塗装ともなると、セレナなどのミニバンであれば低価格なところでも25万程度はするようです。費用を抑えれば、仕上がりはそれなりになります。耐久性でも不安点あり、価格を抑えると言ってもけして安い値段ではありません。年式が古くこれから先、どれだけ調子良く走ってくれるかわからない…、売ったところで板金代にも遠く及ばない車両に、それだけのお金をかけるのも悩ましい。どうせ乗りつぶすつもりでいましたので、DIYで全塗装にチャレンジすることにしました。

日産セレナ・ボンネットクリアー剥がれ|車塗装

同様の悩みをお持ちの方のいることでしょう。高額な板金代を出すくらいであれば車の買い換えと言う選択肢もありますが、DIYで全塗装を検討するのも一つの考えだと思います。近年はDIYも盛んで、車に関してもDIYで全塗装されている方も増えているようです。

近頃、DIY車塗装で注目を集めているのが「タカラ塗料」

国内でDIYカーペイントの火付け役になっている塗料メーカー。ローラー&刷毛で塗れる車塗料としてネット販売されており、塗り方や購入者の作例、体験談なども多数掲載されております。これまで車の塗装といえば、スプレーガン&コンプレッサーでの塗装や市販されているラッカー缶スプレーでの塗装くらいしか選択肢がなく、予算面や難易度から気軽にDIY塗装できるイメージではありませんでした。ところが「ローラーと刷毛で、だれでも手軽に車の全塗装を楽しめる」というコンセプトの塗料は、「車のセルフ全塗装=難しい」という先入観を払拭してくれた。これなら自分にもできそう。。。

セレナをDIY全塗装タカラ塗料フレンチグレー水性|車塗装

ローラー&刷毛塗りで仕上がりは大丈夫なの?

どうしてローラー&刷毛塗りができるの?本当に仕上がりは大丈夫なの?綺麗に仕上がるの?といった不安がでてきます。ローラー&刷毛塗りができる理由はつや消し剤が入っていることです。

つまり「つや消し塗料」と言うことです。つや消し塗料は艶ありと比べ塗りムラが目立ちにくくなるために、多少の塗りムラが出ても仕上がりは割と綺麗に見えます。建物の壁や家具、木材などを市販の塗料で塗ったことがある方ならお分かりかと思いますが、ローラーや刷毛でも結構綺麗に塗れますよね。それと同じです。

この塗料が塗りムラが出にくい塗料と言うことではなく、光沢があると光の反射で立体感が見えてしまい、それが塗りムラとして目立つのですが、つや消し塗料ではこれが起きにくく、塗りムラが目立たなくなっているだけのことです。タカラ塗料では、「ラッカー」「2液ウレタン」「水性」の3種類の塗料から選べます。もちろん、いづれもつや消し剤が入っております。とはいえ僅かながら艶はあるようです。

つや消し塗料のデメリット

つや消し塗料は、塗りムラが目立ちにくく、これによりセルフカーペインティングが可能となっているのですが、デメリットはあります。それは耐久性です。つや消し剤は塗料のグレードが同じ場合、艶有り塗料よりも耐候性が低くなります。また輝きがないため、光沢や立体感に欠け、少々の質素に感じるかもしれません。

タカラ塗料の各種ツヤ / 耐久年数

  • ラッカー:ツヤ「0~1分」 / 耐久年数「1~2年」
  • 2液ウレタン:ツヤ「1~2分」 / 耐久年数「3~4年」
  • 水性:ツヤ「3分のみ」 / 耐久年数「4~5年」

セルフ塗装のデメリット

DIYは低予算で塗装できるというメリットがある反面、仕上がり等に関しては、所詮は素人作業なので妥協は必要。

それよりも注意しておきたいデメリットがあります。

板金塗装屋に塗装が頼めなくなる」と言われています。

特に水性塗料の場合です。一般的に板金塗装屋ではほとんどが2液ウレタン塗料で塗装されます。水性は2液ウレタンに含まれる強溶剤に弱く、溶け出してぼろぼろになったりして表面が汚くなってしまいます。仮に塗り替えるなら水性塗料を全て落として塗り直す必要があり、大変な作業になるため、断られる可能性が高いでしょう。

それならばラッカーや2液ウレタンにしておけば大丈夫では?となりますが、この場合でも 刷毛やローラーで塗った場合、吹き付けで塗る場合に比べて凹凸ができるため、それらを平らにしてからでないと、綺麗なツヤのある塗装ができないので、同様に塗装膜をすべて剥がさなければなりませんので、同様に断られる可能性が高くなります。仮に引き受けてもらえたとしても、手間がかかるので高額になるのは避けられないでしょう。

これらのことからも車をぶつけたりした場合の補修塗装も、板金塗装屋さんに容易には引き受けてもらえない可能性もあります。さらに車を買い替える際の下取りにも影響が考えられます。このようなデメリットを理解した上で行う必要があります

セレナをDIY全塗装後のサイドアングル |車塗装

筆者も、このデメリットが気になり、なかなかセルフ塗装に踏み切れなかった理由でもありました。現時点で下取りや買取に出したところで板金塗装代の元も取れないわけで、どうせ乗りつぶすつもりですし、逆に言えば補修塗装も自分で安く出来るというメリットもあるとプラスに考え決断しました。これらのことからも、それなりに中古市場で高く売れる車であれば、セルフ塗装は慎重に考えた方が良さそうです。

用意するもの

  • 塗料 「タカラ塗料(カーペイント用)水性を使用」 4L
  • マスキングテープ
  • マスカー
  • ペンキ屋くん(小型電動塗装機)
  • 耐水ペーパー#600
  • 不織布ペーパー#600
  • シリコンリムーバー
  • バンパープライマー
  • プラサフ
  • ウエス
  • 手袋
DIY全塗装 準備するもの|車塗装

水性塗料にした理由

塗料の種類に関しては、それぞれの考え方がありますので、お好みで選べば良いと思いますが、筆者の場合、デメリットを理解した上で水性という扱いやすさ(ニオイも弱く、身体への影響も少ない、塗りやすい、うすめ液も水道水で薄められるので手軽)。耐久年数も「4~5年」ラッカー、2液ウレタンよりも長い

※ただし、水性は塗膜が柔らかいので、傷になりやすく、洗車機の汚れを吸着してしまう性質があるため、洗車機にはかけられないようですのでご注意ください。

セレナをDIY全塗装 タカラ塗料「水性」|車塗装

塗装の流れ

塗装のほとんどは下準備作業です。そしてこの下準備が仕上がりの良し悪しに大きく影響します。実際に塗装して気付いた点やアドバイス、注意点も作業の流れと一緒に紹介します。

  1. 洗車・エンブレム剥がし
  2. 各パーツ外し
  3. 足付け
  4. 養生
  5. 脱脂
  6. 下塗り
  7. 塗装
  8. 仕上げ

① 洗車・エンブレム剥がし

車のエンブレム、車種名がボディに貼られていますので、剥がしていきます。粘着性の高いテープのようなもので貼り付けられているだけですので、釣り糸やタコ糸などで剥がします。(剥がし方の説明は省略します。)また筆者の場合、塗装後に貼り直すことはしませんので、そのまま廃棄してます。

なお、そのまま外さずに塗ってしまうのであれば、この後の足付けで一緒にサンディングします。洗車は、高圧洗浄機などで手の届かないボディの隙間などの泥や汚れを念入りに取り除きます。中性剤でワックスなどの油分や汚れを洗い流します。ここでもボディの隙間などの塗装する面が汚れていては、しっかり塗装できませんので念入りにおこないます。

② 各パーツ外し

フロントグリルやヘッドライト、テールランプ、バンパーなど外せるものは外しておくと、その分養生の手間が省けます。またパーツを外したことで隅々まで塗装できます。なお、パーツを外すのもコツがあり、場合によっては取り外しが難しかったり時間がかかる可能性もありますので、簡単に外せるパーツなど無理のない範囲で行うのが良いでしょう。

③ 足付け

養生の前に足付け作業を行っていますが、逆の手順が正しい順番のようです。筆者はこの順番で行った方が良いと考え作業してますのでご了承ください。足付けとは、塗料の付着力を向上させる為、被塗物の表面に凹凸を付ける作業。 #600の耐水ペーパー使用してます。表面を軽く荒らす程度でOK、エッジ部分は削れやすく、塗装が剥がれやすいので注意!平面よりも軽く弱くサンディングします。

セレナ-足付け|車塗装

曲面や凸凹した部分はペーパーだと作業しにくいのですが、こう言う時に便利なのが不織布研磨材#600。こちらも足付けとしての機能を持ちながら凸凹した所や手の届きにくい所をサンディングするのにお勧めです。

セレナをDIY全塗装 不織布研磨#600で足付け|車塗装

平で広い面はサンダーを使用、労力が掛からず早いですが研磨力が上がり微調整が難しいので削りすぎないように注意。

セレナを全塗装「DIY」サンダーで足付け|車塗装

作業の後半で気づいたのですが、サンダーよりも霧吹きで水をかけながら耐水ペーパー(人力)で磨くのが、早くて綺麗に磨けます。ちなみに屋根部をやってみましたが、霧吹きすることでサンディングがしやすく余計な力がいらない分、楽にそして早く足付けすることができます。

またサンダーよりも削りすぎたりすることもなく安心です。水分によりペーパーが目詰まりしにくく、耐水ペーパーも長持ちします。仕上がりも足付けとしては十分に研磨してくれます。

なお、霧吹きする(水分を含ませる)欠点をあげるとすれば、ボディが濡れている状態では、しっかり足付けされているかが、乾くまで分かりづらい点と粉塵がボディに張り付いたままになりやすいことです。ですのでサンディングの流れを把握しながらサンディングし、終わったら濡れたタオルで粉塵を拭き取っておくと良いでしょう。また乾いた後に磨き残しがないかチェックしてください。作業性は上がるので是非試してみてください。

なお、サンディングする際の耐水ペーパーに巻くブロックと言うのでしょうか、パッドまたはホルダーと言うのか分かりませんが、研磨用の硬いスポンジ素材のパッドがお勧めです。軽い素材なので作業も疲れにくく、硬過ぎず、適度な硬さなので、多少柔軟性があるため、車のように全体的に丸みを帯びたボディにも馴染みやすいので、効率的な作業ができます。

このような素材は若干の柔軟性がある分、傷修理などでパテ埋めしたものを綺麗に形成するのには向いていませんが、足付けや曲面などの研磨作業には最適です。個人的には適度に硬さのあるスポンジタイプがお勧め!ホームセンターなどでも300円弱程度で手に入ります。

クリアー剥がれや傷の箇所の処置

クリアー剥がれのヒドいボンネット周りやクリア剥がれが目立つ箇所は、浮き上がったクリアーをテープやヘラなどを使って剥がします。ある程度取れたら、荒めのペーパー(筆者は#320を使用)でクリアーを剥がし表面の凸凹を綺麗にします。荒めのペーパーでサンディングするので下地が露出しやすくなりますので、削りすぎに注意しながらおこないます。

とはいえ、ここまでクリアー剥がれが進んでいると、丁寧にやっていたら時間が掛かりますので、筆者の場合は気遣いつつも、スピード優先でサンディングしてます。多少、下地が露出してしまったので、後ほどプラサフで下塗りします。リアバンパーの傷も同様に凸凹を綺麗に仕上げてます。こちらも後でプラサフで下塗りします。

セレナをDIY全塗装 ボンネットの下処理|車塗装
セレナをDIY全塗装 クリアー剥がれのサンディング・足付け|車塗装

④ 養生

どれも重要な作業ですが、特に養生が重要!仕上がりに大きな差が出ますので妥協せずに丁寧に。養生のやり方は多少異なる点もあリますのでご了承ください。まずはマスキングテープで塗装する境界線の養生をしていきます。特に目につきやす箇所は丁寧にマスキングテープを貼っていきます。(ここは時間をかける所です!)マスキングテープで境界線の養生が終わったらマスカーで覆っていきます。

セレナをDIY全塗装 マスキングテープで養生|車塗装

マスカーは550mmと1100mmがありますが550mmの方が作業性が断然良いのでこちらをお勧めします。広い面は550mmでは足りませんが継ぎ接ぎで対応できます。

セレナをDIY全塗装 マスカーで養生|車塗装

なお、本来は塗装の際はマスカーでなく新聞紙が良いらしいのですが、作業性は断然マスカーが早いのでこちらを使用(自己責任でお願いします)。

マスカーは、できるだけ ”たるみ” がでないように、また隙間がないように、しっかり貼っておくのもポイント。塗装中に、電動ガンの風圧や屋外であれば風などでマスカーのシートが風に煽られ塗装の妨げになります。これによりテープが剥がれることもありますので、たるみがでないように、しっかり貼り付けておきましょう。(しっかりやったつもりでも、不十分なところが塗装中に出てしまうことは、よくあることなので塗る前に最終チェックも忘れずに)

セレナをDIY全塗装 養生後のフロント側|車塗装

なお、マスキングテープ貼ってから、またマスカーで覆う場合だと2度手間のように思えますが、この手順の方が養生精度も上がり、実は作業効率が良かったりします。

セレナをDIY全塗装 養生後のリア側|車塗装

⑤ 脱脂

シリコンリムーバーや脱脂用のシンナーで塗装面を脱脂していきます。手袋をしウエスに脱脂用のシンナーを含ませボディに付着しているワックスなどの油分を除去します。シリコンリムーバーだと吹付ながら脱脂できるので楽です。またこの時に足付けの際にでたホコリを一緒に拭き取り、ホコリを残さないように注意します。

セレナをDIY全塗装 脱脂|車塗装

⑥ 下塗り

未塗装のバンパーなどの樹脂部分に塗装する場合、バンパープライマーなどの非鉄バインダーを塗ります。なければ、次の行程に進みます。筆者の場合は、未塗装バンパーなどの樹脂部はありませんが、下地が露出したボンネット周りや傷の下塗りをおこないます。下塗りする箇所をシリコンリムーバーで脱脂します。

バンパー部は密着力を高めるためにバンパープライマーを塗ります。乾いたらプラサフで下塗りしていきます。筆者の場合、塗って乾燥を(4回程度)繰り返し厚めに塗っていますが、状態に応じ調整してください。しっかり乾いてから表面の凸凹がなくなるようにサンディングし表面を綺麗に仕上げます。

セレナをDIY全塗装 下塗り|車塗装

⑦ 塗装

いよいよ塗装です!いや〜、ここまでの道のりは長かったです!作業を始めてから5日目、すでにクタクタです。

セレナをDIY タカラ塗料で全塗装|車塗装

色はフレンチグレーをチョイス。ローラー&刷毛塗りできる塗料ですが、コンプレッサー要らず、コンセントの電源だけで吹付け塗装ができる家庭用小型電動塗装機「ペンキ屋くん」で塗っていきます。購入価格は当時9,000円弱で購入

タカラ塗料の水性は吹付け塗装をする場合のうすめ率は15%。水性なのでうすめ液は水道水OKです。塗料にはつや消し剤が多量に入っていますので、缶を開けた時、使用の度にしっかり混ぜてから使います

では1回目を塗っていきます。

1回目は塗装の食いつきを良くするため軽めに塗っていきます。ペンキ屋くんは噴霧の粒子が荒く、ムラができやすいです。所詮、安い塗装機なのでそれなりだと思ってあまり高い期待はされない方が良いと思います。とは言え、ローラー&刷毛塗りよりは作業は楽で失敗も少ないと思いますので、つや消し塗料であればそこそこの仕上がりにはできると思います。試した事はありませんが、つやありの塗料にはお勧めしません。

セレナをDIY 電動ガンペンキ屋くんで全塗装|車塗装

2回目は間隔を空けず、直ぐに塗っていきます。2回目を塗った後、途中、乾燥時間をもうけるために昼休憩をはさんだところ、ペンキ屋くんに塗料詰まりが発生!スプレーが噴射する部分の「スプレーチップ」が詰まってしまいました。塗装が終わって、そのまま放置すると詰まりの原因になるので、クリーニングしておく必要があります。塗装機は時間を空け過ぎると塗料がノズルやサクションチューブ等に固着し詰まってしまいますので注意が必要。

季節や天候などの環境にもよりますが、塗料は塗っている最中にどんどん乾燥していきますので、2回目が塗り終わる頃には、最初に塗り始めた部分は結構乾いていますので、あまり間隔を空けずに、3回目へと重ね塗りしても良さそうでした。塗装機も塗料の固着がしにくくなり、仕上げの行程まで考慮してみても、塗料の乾燥状態を見つつ、あまり間隔を空け過ぎずに塗り重ねて行くようにすると良いかと思われます。

セレナをDIY全塗装 2回目|車塗装

なお、いずれにしても「スプレーチップ」は詰まり易いので、こまめなクリーニングが必要です。塗装中に粒子が荒くなったりムラが気になったら、歯ブラシなどを使って、小まめにスプレーチップを洗浄しながら塗っていくと綺麗に塗れます。筆者も、実際に塗装中に同様の症状がありました。時期にもよるかと思いますが、結構詰まりやすい印象があり、筆者の場合、噴霧のいい状態で塗り続けるには、セレナを1周塗る間に1、2回はスプレーチップの洗浄が必要でした。

セレナをDIY全塗装 電動塗装機「ペンキ屋くん」のノズルをクリーニング|車塗装

その際の洗浄方法は水で濡らした歯ブラシでスプレーチップのノズル先端に固着したペンキを取り除きウエスで拭き取るだけです。固着した塗料も簡単に取れるくらいの状態ですので数十秒もあればできる作業です。面倒ではありますが、これだけで調子良く塗装することができます。
※塗料の粘土が高いとノズルがつまりやすくなるので塗料は適切に薄める必要があります。
トータル:4回の塗装。塗料は4L缶が、少し余る程度の塗料使用。

セレナをDIY全塗装 電動塗装機「ペンキ屋くん」のノズル詰まり|車塗装

⑧ 仕上げ

塗装が終わったら、塗膜が剥がれてしまわないように、半乾きの状態ですぐにマスキングテープを剥がします。完全に乾いてしまった後に剥がす場合はカッターなどで切れ目を入れながら、丁寧に剥がしていきます。筆者の場合、部分的に塗料がやや乾燥していたようで、ここで多少塗膜を剥がしてしまうミスがおきました。せっかく綺麗にできていたのに、最後の最後で台無しにならないように、気を抜かず丁寧に剥がしてください。

しっかり乾燥させたら、外した部品を取り付けます。走行までの乾燥時間は水性・2液ウレタンで約2〜4時間、ラッカーの場合は約1時間となります。ただし、水性塗料は1日、バランサー使用の場合は2日ほど雨に当たらないようにします。

セレナをDIY全塗装 仕上げ|車塗装

作業スケジュール

  • 1日目 車の洗車・エンブレム剥がし:3h
  • 2、3日目 各パーツ外し・足付け:12h
  • 4日目 養生・脱脂・下塗り:8h
  • 5日目 塗装・仕上げ:6h
  • 合計:29h
  • 全塗装に掛かった費用:30,000円弱程度(電動塗装機も含む)

最後に

セレナをDIY全塗装完成|車塗装

塗り終えた車を暫く眺めてましたが、仕上がりも上々で、それなりにいい感じではあるのですが、艶なしの塗料だと光沢や陰影が目立たなくなるためなのか、少々のっぺりとしたような物足りなさを感じてどこかしっくりこなかったのが正直な感想。DIY塗装された車にはステンシルなどでアレンジされているものも多く、恐らく筆者と同様の印象を感じ、それを補う為のアレンジなのではないかと思う瞬間でした。

セレナをDIY全塗装完成フロントサイド|車塗装

ドレスアップ後の完成車両

フレンチグレー色で塗られたセレナは何処となくメッキとの相性がよく感じたので、メッキ感のあるタイプのセレナの同型中古テールランプを購入し取り替え、ドアハンドル、サイドミラーにメッキ感を出すためのパーツを付加し、さらにタイヤにホワイトレターを施すなどのアレンジを追加、ホワイトレターはちょっとしたことですが、これだけでも結構印象が代わり予算を掛けずに効果的なアクセントになると思います。シンプルというか地味なドレスアップですが、ある程度その物足りなさを解消できたように感じます。ドレスアップ後がこの画像です。

ドアハンドル、バックミラーにメッキカバーでカスタマイズ&テール交換、タイヤのロゴをマーカーでペイント、家庭用電動ガンでセレナを全塗装「DIY」タカラ塗料

つや消し塗料はジムニーにような凹凸のメリハリのあるボディでは光沢がなくても立体感がそれなりに出てくれるので似合いやすく感じます。逆にミニバンもそうですがのっぺっとしたメリハリのないボディの車では質素な印象を受けやすいように思います。車両によって、カラー選択やアレンジなどの工夫もポイントとなりそうです。その点も含め検討し、全塗装を楽しむといいのではないでしょうか。

ミニバンを一人で全塗装となると、撮影をしながらの作業ということも影響していたとは言え、5日間、トータル29時間も掛かってしまいました。想像以上に時間がかかり、終わる頃には疲労困憊。軽車両やコンパクトカーであれば、一人で良さそうですが、サイズの大きい車であれば、助っ人を頼んだ方が良さそうです。

また、事前にしっかり道具を揃え綿密な準備して、余裕をもったスケジュールで施工した方が良いでしょう。塗装のほとんどは下準備の作業です。そしてその下準備が仕上がりを決めると言ってもいいほど、時間も掛かり、重要な作業となります。正直、大変ではありましたが、仕上がりも満足できいい経験ができました。この記事が全塗装を検討される方の参考になれば幸いです。

ドア内側などの塗装処理について

先日こんな内容を頂きました。「車の塗装動画でいつも気になるのがドアを開けた時の内側の縁です。 大抵ここの感じがわからずもやもやします・・・」、確かに車のDIY塗装で外観の塗装方法に関する情報は沢山あリますがこの辺りの情報はあまり見かけません。ということで追記させていただきます。

恐らく載せていないのは結構適当だったり、重要視してないからなのかもしれませんね。でも私も塗る前はドアの内側はどこまで塗ればいいだろうかと悩んでいた気がします。ここではガンスプレーで塗装場合というのが前提となりますのでご了承ください。

ドア内側の塗装処理の詳細画像。処理家庭用電動ガンでセレナを全塗装「DIY」タカラ塗料

基本的にドアの内側は極力、塗らずに純正の塗装のままにしておくというのが当初からの考えでしたので、その方向性で処理しています。

その考えに至ったのは、ドアの内側などを極力塗ることを想定して作業内容をイメージし、ドアの下側、裏側など塗る箇所を確認してみると、古い車なので油や汚れがこびりついた箇所なども多く、これを磨く作業やパーツ外しなど考えると、かなり面倒であることが理由です。

再び塗り替えすることまで考えると、得策ではないと考えた。では、極力ドアの内側は塗らない方向で処理するとして、その境界線をどのようにすれば「自然な感じで目立たない、気にならないか!?」というと。

バックドアの内側の塗装処理。家庭用電動ガンでセレナを全塗装「DIY」タカラ塗料

「なるべく塗らない」です(笑)。画像をご覧の通りドアの外側のエッジの部分まで塗って裏側は塗られていないのがわかると思います。これはガンで塗装すれば意識しなくてもこのエッジ部まで適度に塗られますので、それ以上は手を加えていません。

ただ、ドアの上部(屋根側付近)やバックドアなどの一部はドアとボディとの隙間がやや広く空いているためにガンスプレーだとこの中に塗料が入り塗られてしまいますので注意が必要です。これは全塗装前の養生の際にマスキングテープを貼り養生して、その境界線をしっかりと分けておくことが大事です。境界線をどこにするか?というのも悩みどころですが、極力塗らない方向で考え、塗料が入りこみそうな範囲を考慮し、その範囲内でボディーのエッジや曲線に合わせ境界線を作ると、手間も最小限に抑えることができます。

ドアの裏側はガンスプレーだけでは綺麗な仕上がりになっていない箇所があると思いますので、筆塗り(絵の具など使う平筆で塗ると塗りやすい)していきます。ちなみにこの作業は塗料が乾燥後し養生を剥がした後で作業した方が良いでしょう。なお養生を剥がす際はドアの内側に貼った養生だけの残しておくこと。